Roonee 247 Fine Arts(ルーニィ・247ファインアーツ)

Exhibition

◼︎プロフィール
写真が好きだった父の影響で写真を始める。大学ではグラフィックデザインを専攻、同時に写真を学ぶ。卒業後は広告代理店にデザイナーとして就職するが、光学メーカーの広報宣伝部門への転職を機に本格的に写真による作品作りを始める。
個人的な体験からテーマを見出し、物語性を重視した作品作りを目指している。合わせて心に残る美しい作品を追求するためにプリント作りにも力を入れ、この作品では和紙を使った繊細な写真表現を希求している。
個展の開催、グループ展への参加などの活動に加え、近年は、国内のみならず海外での作品発表に取り組み、雑誌やウェブマガジンへの作品掲載、コンテストでの受賞、美術館での作品収蔵の実績がある。また写真を通じて地域社会に貢献したいと伝統芸能の活動の撮影や、アーティストとの共同作品制作にも力を注いでいる。


◼︎近年の活動履歴
掲載/受賞実績
2018 : Critical Mass 200
2018 : “新しい旅の始まり” 掲載  Dodho Magazine
AINT-BAD Magazine
Don’t take pictures Magazine
2017 : “Finalist” The 2017 Black & White awards Dodho Magazine
2016 : “15 Talented Asian Photographers” Dodho magazine.
2016 : “On The Spot ” " Honorable Mention” in Black and White International Award.
2016 : “おしち” 掲載 Dodho Magazine print edition. (16 pages)
 Dodho Magazine and one of its monthly Most Popular Stories in Jun.
 GUP Magazine.
2016 : ONWARD Compe 16’ / “On The Spot ” ONWARD Summit exhibitionで展示
2015 : “A further 40 photographers” ESPY Award 2015.


*コレクション
Museum of Photographic Arts, San Diego, CA., U.S.
  
*個展
2018 : “慈しみの染花” Stripe house Gallery (秦碧氏とコラボレーション)
2013 : “天空の音” Gallery space M
2010 : “Abyss of time” Totem Pole Photo Gallery

*グループ展
2018 : “Making of a Beautiful Bridge” Subway gallery
2017 : “Emerging Vision of Japan” Subway gallery
2017 : “Tokyo” JCII Camera Museum gallery
2016〜多数参加


◼︎問い合わせ先
URL : http://michikochiyoda.com
   http://samurai-foto.jp/member/chiyoda/chiyoda.html
Facebook : https://www.facebook.com/ MichikoChiyoda-1491415694433288/
Blog : https://www.michikochiyoda.com/blog
Instagram : https://www.instagram.com/michiko_chiyoda/

Room 1+2個展

千代田路子写真展「幾へにもーふたつの旅ひとつの物語」

千代田路子

会期:2019.01.22(TUE)- 2019.01.27(SUN)

12:00-19:00(最終日16:00)

この度、千代田路子写真展「幾へにも-ふたつの旅ひとつの物語」と題して、共通のテーマを持つ二つの作品、八百屋お七を模した人形に出会ったことをきっかけに制作した作品「おしち」と亡くなった母への思いについて考え制作した作品「新しい旅の始まり」を展示いたします。

◼︎作品について

全ての人には誰かしら亡くなった大切な人がいます。それは家族や最愛のパートナーであったり、友人、恩人たち。大切な故人は忘れがたく、私たちは時に鮮やかに思い出します。けれど、その亡くなった人へのさまざまな思いは複雑で、その大きさや深さに囚われてしまうことはないでしょうか。

2009年に父親が、2015年に母親が他界した後に、二人に対する思いに当惑し、特に母への思いとどう向き合っていけば良いのだろうかと考えさせられている自分がいました。

今回発表するふたつの作品「おしち」と「新しい旅の始まり」は、そのように故人に残された自分をきっかけとして制作したものです。

それぞれ違う物語ですが、「おしち」は主に出雲など西日本へ、「新しい旅の始まり」では東北の海へ、どちらも巡礼に似た旅をしながら撮影した写真で構成されています。おそらく私は日常を離れ内省し、作品を作ることを通じて両親への喪の作業をしていたのだと思います。

「おしち」

”八百屋お七”を模した人形に出会ったことで制作しました。恋人に会いたい一心で火つけを犯し処刑され、残された恋人は僧となり、生涯巡礼の旅を続けたという江戸時代の物語です。私は僧となった恋人が残生を賭して巡礼したという心に動かされ、出雲など西国巡礼をしたとされる僧ゆかりの地を訪ね、撮影を行いました。

「新しい旅の始まり」

長い闘病生活の末に母が亡くなった後に、生前行きたいと言っていた海を巡る旅をしました。主に母のゆかりの地である東北の海を巡り、また死者と出会えると言われている恐山を訪ねて、撮影を行いました。

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