瀬戸内生まれで、現在長野県茅野市に居を移した、ト・プローヴァトこと前田直美さんの展覧会です。
羊の毛を刈り、洗い、染め、紡いで、編む。
そうして生み出された直美さんの作品は、柔らかに体を包みます。
代表作は、なんともユーモラスなお帽子！
今年は新作のお人形もあるとのこと。
新たな出会いの中で、生まれたものたちをルーニィにお迎えできることを嬉しく思います。

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前回新宿では、箱庭に羊が巡るイメージで展示させてもらい、初めての東京で少しでも羊の存在に気づいてもらえるといいなという願いを“めぐる”という言葉に込めていたように思いますが、今回は“たどる”です。

今年は、フキなど季節のものを採取して染めることができたり、近くの牧場で毛刈り体験をさせてもらうことができたり…と、新しい土地に足を踏み入れながら、より自然の恵みに、手仕事のルーツに親しみを持つことができました。

羊毛とともにあること、手仕事のルーツに触れていくことを大切にしていきたい中、一方では自分の人生に対して謎だなぁということがいつもつきまとっています。