Exhibition
Room 1+2グループ展
東京綜合写真専門学校 高橋和海クラス展 「ripple mark」
薄井孝介 欧陽婧萍 華玉秋 金本凜太朗 庄司理彩 鈴木萌子 田口尚哉 長野稔 日野水樹 村越慧 李爽
会期:2018.12.18(TUE)- 2018.12.23(SUN)
12:00 - 19:00 (最終日 16:00 まで)
東京綜合写真専門学校2年 高橋和海クラスによる展示です。
11人のメンバーが各自のテーマを定め取り組んできた作品を一堂に展示しています。
「ripple mark」(漣痕)とは、水や風の流れにより堆積物の表面にできる波状の模様を表す言葉です。自然の力で偶然に刻まれたこの形状は、時を経て地層となっても維持されます。そして後世に地質を読み解く際、模様が刻み込まれた当時の水の流れの方向・強さを伝える有力な指標となります。
私たちは11人の個性が寄り集まることで互いに刺激を受け、一人一人の視点を尊重しながら、写真を通して現代という時間と空間に向き合っています。身の回りを取り巻く環境は目まぐるしく変化し、日々の出来事は淡々と堆積し固着していきます。人の記憶の多くは再び掘り出されることなく埋没してしまいますが、写真はその地層の間に多種多様な痕跡を残すことができると思います。
私たちの作り出す数々のレリーフは、幾重にも重なりあい強固なものとなり、そして今生きている時代の証として大きな地層を形成してゆくことができるのではないでしょうか。