Roonee 247 Fine Arts(ルーニィ・247ファインアーツ)

Exhibition

櫻井 朋成

写真家。フランス在住。ライカ・フランスのオフィシャル・フォトグラファー。
写真家として作家活動をする傍ら、フォトライターとしてフランスを中心にヨーロッパで撮影した写真と記事を日本のメディアに寄稿。カメラ・写真誌「Cameraholics」(ホビージャパン)の創刊に携わり、連載を執筆中。

19世紀の伝統的な写真製版による銅版画「エリオグラビュール」 との出会いをきっかけに、本格的な作品制作をスタートさせる。
2018年 代官山T-SITE蔦屋書店にてLa Festa Mille Migliaにあわせ、エリオグラビュール のプリントによる作品を制作し展示。以後、エリオグラビュール による作品として、2020年 フランスのジュラ地方に伝わるチーズ作りを1年かけて撮影したシリーズ「Comté-コンテ」を発表、2021年にはコロナウイルスの終息を願って「夏を想う パリの空」の展示を行う。

Room 1企画展

マリー・アントワネット ◇ 序章 ベルサイユ宮殿

櫻井朋成

会期:2022.04.19(TUE)- 2022.05.01(SUN)

12:00-19:00(月曜休廊 最終日16:00まで)

マリー・アントワネットがみたものーー

『マリー・アントワネットは何を食べていたか』という本から着想を得て、フランス・ブルボン王朝最後の王妃、マリー・アントワネットの眼差しを追った。
今回はヴェルサイユ宮殿から撮影のための特別公開を許されて、王妃に関わる場所であるヴェルサイユ宮殿、プチ・トリアノン、王妃の村里などをキュレーターとともに撮影した。

作品はファニー・ブーシェ氏(フランス人間国宝)によるエリオグラビュールと、自らフォトポリマーを使用して制作したプリントおよそ50点を展示する。いずれも写真を元にして凹版原版でインクを使って一枚一枚プレス機で仕上げたもの。

インクのマチエールと多様な質感によって、マリー・アントワネットがいた時間の再現を試みている。時代の栄華を極めた荘厳な装飾芸術、そして王妃のひそやかな息遣いとやわらかな気配をその窓辺に感じてほしい。

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