何も無い器の素地に。

窯に投げ込んだ薪が燃え、灰になり器に降り積もる。
その単調な作業を数日間繰り返しながら、炎で溶けた灰にまた灰が降り積もる。
少しずつ、少しずつ。

灰と炎が作った状景を、是非御高覧頂ければ幸いです。

＿＿作家より

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そこは山口の岩国市にある工房
山の上の海が見える場所
髙野さんの作る陶器は凛とした緊張感と、軽やかな遊び心の両方が宿っています

アトリエに伺った際、登り窯を覗かせてもらったのですが、スンと清浄な空気が教会のようで、ここからこの作品が生まれると言うことが妙に合点がいったのでした。
___ルーニィ　杉守

【プロフィール】
▪️髙野友美（こうの　ともみ）
１９７６年生まれ。
萩女子短期大学陶芸コース卒。

田村悟朗氏に師事。

2004年　独立。KOUNO TOUKITEN設立。
2018年 穴窯を築窯。

現在、個展などで活動。