2013年冬　ネパールカトマンドウ＆ヒマラヤ山麓

山岳案内人が付くだけのひとり旅だ。

ヒマラヤ山麓上空は強風が吹荒れ　国内線航空機が飛行不能に。

ボロボロのジープで凹凸の激しい道を途中故障にもみまわれながら、連日深夜までに及ぶとんでもない旅の始まりとなった。

トレッキング中も山岳地帯に入ると、ホコリとの戦いで鼻炎に苦しんだ。

「仏陀の生誕地」ネパールは10有余年にも及ぶ長い内戦の爪痕が大きく残っていた。

アンナプルナを越え、チベット方面に向かう高地で暮らす貧しい人々。ヒンドウ教や仏教を信仰するカトマンドウの街や人々との出会いは、幼少期に経験した戦後の日本にタイムスリップしたと思われる風景も散見され、初めて見るネパールに衝撃を受けシャッターを切った。

この記憶をめくりながらの旅が縁のなかった写真に強く関心を持つ事になり、私の生涯学習（LIFELONG）と考える始まりだった。

この時から早や10年の時を迎える事になり、ひとつの区切りとして「記憶めくり」写真展を開催致します。