小西正敏は北海道はオホーツク海沿岸の網走市在住の写真作家です。
2011年ごろから長男の誕生をきっかけにカメラを持ち始めました。
以来、主に子供たちや網走近郊の風景を撮り続けていますが、撮影モチーフはほとんど変わることなく今日に至っています。
北海道の外に暮らす私たちにとって「北の生活」は、厳しい自然環境の中で逞しく生きる、雄大な自然風景と動物たちなどを連想します。
しかし、実際に彼の地に暮らしている人々は、都会に暮らす人が抱くイメージをそれほど意識することはなく、雄大な自然風景も元々そこにあるもの以上に特別な感情がわかないのだといいます。
そこで、小西は実際に暮らしている人々の視点から、生活感溢れるシーンを中心に作品を編んでいくことを決めました。
小西の長男の成長とその周囲の人々との関わり、学校での日々、四季折々の遊び、雪かきのお手伝いなど、
当たり前の地元の光景を、巧みなカメラワークで一遍のドラマのように仕上げました。

全てカラー作品 約30点を展示予定です。