Exhibition
Room 1+2グループ展
作田知英 ( 写真 ) /夏楓(墨抽象)二人展 「 象 」- phenomenon –
作田知英 ( 写真 ) /夏楓(墨抽象)
会期:2020.03.17(TUE)- 2020.03.22(SUN)
12:00-19:00(月曜休廊 最終日16:00まで)
◎ 作田知英 ( 写真 ) 神奈川県出身
それは、現実か幻影か
「闇から聴こえる音のない呼び声、ざわめき。何かの影が、ひそひそ話。
猥雑にうごめく象(かたち)を持たない者たちが、闇に日向に光に焼きつけられる。」 輪郭を持たない通りすぎた時間と人々。 記憶の象(かたち)を追い求める作田が現実に見たものに対する記憶と、人や場に呼応し感じとった感覚的記憶の姿。 さらに撮影後の時間を経て、記憶における対象の「不在」を、写真という像に表象させようとした試み。
◎ 夏楓(墨抽象)新潟県出身
幼い頃から書に親しんできた夏楓。人生と共に歩んできた書の存在は、いつしかかけがえのないものとなり、
独自の表現を探求し始める。言葉や文字では言い表し難い心情を墨という素材を用いて抽象表現へと試みる。
湧き上がる強い想いは、一瞬で姿を表す時もあれば形すら見えず、気配だけを残し去っていくこともある。
誰かに気づいて欲しいその象(かたち)なき聲は、作家の身体に委ねられ今日も探し求められる。