Roonee 247 Fine Arts(ルーニィ・247ファインアーツ)

Exhibition

Room 1+2個展

D.J.Hinman「Bhaktapur is Calling」(バクタプル イズ コーリング)

D.J.Hinman(新聞表記:ディー.ジェイ.ヒンマン)

会期:2022.11.01(TUE)- 2022.11.06(SUN)

12:00 - 19:00 (最終日 16:00 まで)

日本に住むアメリカ人 『D.J.Hinman(ディー.ジェー.ヒンマン)』
ネパールの古都バクタプルに魅了され幾度も訪れ、そこに住むネワール族の
日常を中心にフィルムカメラで撮影したモノクローム作品を約48点展示いた
します。
 

Bhaktapur is Calling

ー バクタプルからの便り ー

ネパールのバクタプルにある古い歴史地区に私は強く魅せられました。

ネワール族の住む城壁に囲まれたその街は、

想像することが出来ないほど歴史があり、

モノクローム写真にとって魅力的な被写体に溢れています。

今回の写真展は、そんなバクタプル旧市街の人々の日常を中心に撮影したものです。

旧市街を囲む城壁の門をくぐると、まるで歴史を遡りタイムスリップしたかのようです。

文化遺産に指定されたこの地区には、数百年前の建物や寺院、パゴダが立ち並んでいます。

迷路のような細く入り組んだ路地が広がり、そこにはネワール族の人々の暮らしがあります。

商店や青空市場では朝から晩まで日用品が売られ、

共同井戸から水を手で汲み、近所の人たちと談笑をしている姿が見られます。

男たちは街角の休憩所や軒先に座り、

女性は自宅の窓際に座って、近所の人たちの様子を眺めています。

早朝や夕方には、ヒンズー教の古謡を歌うグループの声が響き渡る。

そんな人々の営みのなかにバクタプルの心があると私は考えました。

ニューヨーク、東京、ハバナ、バンコクのような大都会とは異なり、

バクタプルは幾度も訪れる度に強く惹きつけられていきました。

この街での体験が私の写真の幅を大きく広げてくれました。

日の出る前からカメラとガイドのアミットと一緒にその文化を深く探究し続けました、

自分の内なる心に声に耳を傾けながら。

その中で「古謡を歌うグループ」「バクタプルの社会」「日常生活」をサブテーマにし、

私がこれまでに培ってきたポートレート、ドキュメンタリー、ストリートスナップなどの

経験を活かしました。

まるでタペストリーの様に多彩なイメージが織り込まれたバクタプルという街のポートレートを

楽しんでくれたら幸いです。

バクタプルは今も私を惹きつけてやみません。

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