幸せに生きるってどういうことなんだろうか? 結婚すること? お金持ちになること? 温かい家庭を持つこと?
かつて存在していた(と思っていた)「幸せ」の基準みたいなものが、 もはや基準でもなんでもなくなって、様々なカタチで世の中に溢れ出てきた。 一体どんなカタチの「幸せ」が自分には合うのだろうか。

– 緒方晋(役者)-
今回、「幸せ」を考える被写体に彼を選んだ。 「役者」という生き方に価値を見出した彼を、他人は「好きなことを仕事に出来るなんて幸せ」だと思うかもしれない。
が、実は彼自身「なんで役者なのか?」をずっと自分自身に問い続けてきたという。
そんな彼の日常にカメラを持ち込み、彼の見つけた「幸せ」を写真という形にする。
CUE= きっかけ、手掛かりのこと。このシリーズでは撮り手、被写体、 観客のそれぞれが同じテーマを共有するきっかけや考える手掛かりになってほしいという思いを込めている。