中退、不登校、校長訓告処分という普通の経歴を持つ
カメラ小僧の私たち3人は日藝写真学科で出会いました。
「写真を撮る根源を見つめたい」
との思いで開くこの写真展は、ご覧になる皆さまに
共犯者になっていただき完成に至ります。
それでは会場でお持ちしています。


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東倫太朗『空白地帯』
概要：フェンスに囲われた空白地帯は、わたしの心のようだ。
なくしてしまったなにかを取り戻すため、徨い歩く日々。
閉ざされた空き地と、暗く沈んだ空、漂う雲。
それらの動と静を見つめることで、自分の現在地を探る。

櫻井琢磨『I’m here』
概要:己という存在が揺らぐ夜の世界、果たして私はどこにいるのだろう?
ただ、シャッターを押すと私は確かに写っていた。
私は、私が私を見続けるために紡ぐ物語を残し続けたい。

韮澤奏人
『pigeon’s style』
概要：自分自身の無知に気づくと共に、これまでの人生 20 年間を回顧したいという側面も持つ。
それを落とし込む対象に撮影しているのが「鳩」。 新石器時代から飼育されてきた鳩と、この世 20 年目の自分。
平和の象徴である鳩、一番と 言っても良いいほど身近な鳥である鳩。どこか、間抜けな印象のある鳩。
その反面での野生 味。飛ぶことへの憧れ、自由と責任的な観点。生きる楽しさ、厳しさ。
人の生活に近い鳩。人とかけ離れた鳩。自分の未熟さを知る。身近なドラマチック。