Exhibition
<profile>
1958年生まれ
写真フィルムメーカーにて研究開発に従事
武蔵野美術大学 造形学部通信教育課程在学中
数年前からバックライトと透過フィルムプリントによる透過光写真に魅せられ、その可能性を探求している。
約110年前、初の透過光写真であるオートクロームが発明された。
しかしその後すぐにコダクロームに取って代わられて以来、鑑賞するための透過光写真は写真史から姿を消す。
ところが、皮肉なことにオートクロームの原理から発明された液晶ディスプレイ、すなわちバックライト付き透過光ディスプレイを内蔵したスマートフォン、PCやTVで私たちは毎日写真を鑑賞している。
実は透過光写真は世の中に溢れている。
しかし、紙プリントのように写真作品にすることができないのが現状でもある。
紙プリントでは実現できない広いラチチュードを有する透過光プリントは限りない写真表現の可能性を秘めていると私は確信している。
1958年生まれ
写真フィルムメーカーにて研究開発に従事
武蔵野美術大学 造形学部通信教育課程在学中
数年前からバックライトと透過フィルムプリントによる透過光写真に魅せられ、その可能性を探求している。
約110年前、初の透過光写真であるオートクロームが発明された。
しかしその後すぐにコダクロームに取って代わられて以来、鑑賞するための透過光写真は写真史から姿を消す。
ところが、皮肉なことにオートクロームの原理から発明された液晶ディスプレイ、すなわちバックライト付き透過光ディスプレイを内蔵したスマートフォン、PCやTVで私たちは毎日写真を鑑賞している。
実は透過光写真は世の中に溢れている。
しかし、紙プリントのように写真作品にすることができないのが現状でもある。
紙プリントでは実現できない広いラチチュードを有する透過光プリントは限りない写真表現の可能性を秘めていると私は確信している。
Room 2個展
「Housing Light」
柴田 剛
会期:2017.11.21(TUE)- 2017.11.26(SUN)
12:00-19:00(最終日16:00まで)
夜の闇に浮かぶ住まいの灯りに魅せられ、田舎の一軒家、分譲住宅地、都会のマンション、アパートなど住まいの夜景を大型カメラで撮影したモノクロ作品です。
夜、家族やその親しい人たちが寄りあう住まいの灯りをみると心が安らぎます。
しかしなぜか物悲しい気分にもなります。
グローバル社会に住む私たちは、かつて住まいが世界そのもののであった時代の残像を見ているのかもしれません。
外の暗闇と住まいの眩いばかりの灯りが共存するハイコントラストな風景をリアルに表現するため、最高レベルの銀量を有する超高ハイコントラストのレントゲンフィルムにプリントし、暗くした展示スペースと高輝度LEDバックライトを内蔵した額装で、透過光による作品展示をします。
ハイコントラストな風景を、白飛びや黒つぶれで表現する方法、あるいはデジタル技術で圧縮して表現するHDRなどの従来方法とは異なる新たな写真表現を創造する試みです。