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「植物現像液を使ったケミグラムワークショップ」
2023年11月20日
本ワークショップは、午前、午後の両セッションが満席となりました
ご希望の方がおりましたら、キャンセルが出ましたらご連絡いたします。
この度、イギリスより主に写真プロセスを使って活動しているアーティストのSayako Sugawaraさんをお招きし、ケミグラムのワークショップを開催します。
ケミグラム(Chemigram/Chemigrams)は、1956年11月10日にピエール・コルディエによって発見されました。
これは臈纈染めの材料として「ろう」が使用されるのとほぼ同じ方法で、印画紙上にある感光材と写真現像液と定着液を使用して作画する、
ユニークで実験的な、絵画と写真の間に存在するようなプロセスです。
感光させる際に使用するのは、ハチミツやコーヒー、歯磨き粉など身近なもの。
このプロセスに使用できる印画紙は新しくなくても構いません。期限切れしたもの、一度感光してしまった印画紙も使用できます。
作品に現れる色味の違いは、使用する印画紙の「古さ」「感光剤」「現像液」の種類などによって、個性を発揮します。
このワークショップでは、従来の写真現像液より毒性の低い、植物現像液を紹介し、使用します。
何気なく使っている写真薬品の、環境へ及ぼす影響を考え、いかに軽減していけるかを考える機会になればと思います。
<ワークショップの構成>
1、ケミグラムの歴史的背景と、この技法を使用するインスピレーションとなるさまざまな作家の作品例と植物現像液についてのレクチャー
2、次は、参加者の皆さんが探索する番です!ケミグラムに挑戦します。
随時、Sayaさんが参加者の皆さんにアドバイスをして回ってくださいます。
3、作品をお互いに鑑賞し、質疑応答の時間
◎日時:2023年12月17日日曜日
110:00-13:00 午前の部、キャンセル待ちを受け付けます
2 14:00-17:00 満席です。キャンセル待ちを受け付けます
◎場所:アトリエ ラポルト
東京都中央区日本橋小伝馬町17−9さとうビル1階(ルーニィのあるビルの1階です)
◎問い合わせ・連絡先:03-6661-2276 mosimosi@roonee.jp
◎参加費:¥11,000-(材料費込み)
*印画紙などこちらで準備いたしますが、古い印画紙、露光してしまった印画紙がお手元にあれば、使えますので試してみたい方はお持ちください。
◎1セッションあたりの最大人数:9名
◎申し込み:お名前、昼間に連絡可能な電話番号を明記し、ルーニィまでメールください。その際、参加時間帯のご希望、1か2を必ずご記入ください
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菅原さやこ プロフィール
イタリアミラノ生まれ。ロンドン在住。多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻修了後 1996年ロンドン芸術大学MA Photography修了。ロンドンを拠点に、主に暗室作業を用いてイメージの分解と再構築のプロセスを行い記憶と想像、静と動の概念を探求する作品を制作している。